小学生日記

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今日、いじめが社会問題になっている。僕自身、小学生の頃はなかなかの悪ガキグループに所属してたわけで、当時は大事にはならなかったものの、今であれば即いじめととらえられる事を数々やっていた。とは言っても気が小さいので、殴る蹴る等は出来るはずがない。朝、教室の机に隠れて待ち伏せして標的があらわれたら輪ゴムで狙撃したり。『〇〇菌がつく!』とかいって逃げ回ったり。今思えばくだらない事してたなぁと若干情けなくなる。 で、グループのリーダー的存在だったのが伊東。まさにジャイアンみたいな男で、男子の中では頂点に君臨しているが当然女子には避けられている漫画的なやつだった。 そんな伊東が、ある女の子に恋をした。名前はY子。比較的人気者で、伊東にとっては高嶺の花だった。 話しかけても無視され続け、目すらそらされる。 そんな辛辣な日々に、伊東はついに理性を失い小学生らしからぬ行動をとった。 ある日の掃除の時間、伊東は突然パンツを脱ぎ捨て、Y子の机にまたがった。 そして叫んだ。     「Y子最高!」     Y子は号泣。 そしてその机は僕が雑巾で拭いた。 そして伊東は先生に胸ぐらつかまれ、おもっきりビンタされてた。
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