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今日も夜の渋谷は人で溢れていた。
川田 俊吉はいつものように渋谷を歩く。
今日もホストの仕事を終えて家に帰るところだった。
ただ今日はなんとなくいつもとは違う道で帰ることにした。
この行動が、俊吉の運命を変えることになるとは俊吉はまだ知らなかった。
今歩いてる道はひと気もなく、見通しも悪い場所だった。
俊吉はズボンから携帯を取り出し時間を確認した。
「もうすぐ10時か。早く帰るとするか」
携帯をしまい、歩調を早める。
カタッ カタッ カタッ カタッ
足音が聞こえるが何かおかしい。
足音が多い…
俊吉はさらに歩調を早める。
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