その名は益田 克太郎

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それでも足音はついてくる。 「いったい何なんだよ!」 ついに俊吉は振り返った。 「誰もいない…気のせいか?」 仕事で疲れてるんだ、俊吉はそう自分に言い聞かせた。 俊吉はまた歩きだした。 「ここだよ、ここ」 「どこにいる!でてこい!」 俊吉は叫ぶ。 「だからここだって。上だよ上」 俊吉は上を見る。 俊吉の目に見えたのは空中に浮かぶ人の姿だった。 「なんだよ…お前は!」
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