0人が本棚に入れています
本棚に追加
それでも足音はついてくる。
「いったい何なんだよ!」
ついに俊吉は振り返った。
「誰もいない…気のせいか?」
仕事で疲れてるんだ、俊吉はそう自分に言い聞かせた。
俊吉はまた歩きだした。
「ここだよ、ここ」
「どこにいる!でてこい!」
俊吉は叫ぶ。
「だからここだって。上だよ上」
俊吉は上を見る。
俊吉の目に見えたのは空中に浮かぶ人の姿だった。
「なんだよ…お前は!」
最初のコメントを投稿しよう!