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……何がおきたんだ?
亮はボーッと天井を見つめたままベッドにねころんでいた
病室に行くまでの緊張など、全く何の意味もない
一気に地獄へとたたきおとされたような衝撃
頭の中が真っ白になっていた。
「この人、誰」
キョトンとした顔でまっすぐに言われたセリフ
何度も何度も頭の中で憂の言葉がこだまする
全く状況が理解出来ない
どうしてこんなことになったんだろう
一体何がどうなったのか
あまりの衝撃に眠ることすら出来ずにいた。
本当なら今頃、理解しあえて、楽しい時間をすごしていたのかもしれない筈なのに
憂が目覚めたことは、とても喜ばしいはずなのに
予想もしていなかった現実を受け入れられないでいた
もしかして、何かの間違いかも
なんて楽天的に思えないほど
憂の言葉は強烈に亮に突き刺さっていた
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