大騒ぎ

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お前ら俺の為に言ってんだろうけど、全くありがたくねぇ 固まったまま亮が晶を見た 「はぁ……忙しい中久しぶりに来てみたら、……何だよコレ」 晶が溜め息をついて呆れたように呟く 本当は一番早くにこの事を知り動いていた 心配でいてもたってもいられずに学校に来たのだ 「手のひら返したようにコロコロ態度変えて、最低」 憂も晶が来た事で、更に追い討ちをかける 最低なのはお前らだ。 チャイムが鳴り、言い争いは中断された ---------------------- 「何なのよ!? あいつら!! ムカつきすぎるわ!!」 寒空の下 昼休みの時間 晶が屋上で怒り狂っていた 「んな事言ったって、俺が殴っちゃったんだから仕方ねぇだろ……」 呆れて亮がぼやいた 「あいつらも殴ってやんなさいよ!!」 「お前…無茶苦茶言うなよ……」 苦笑いしつつも、「晶らしいよな」といいかえした 「あー。 学校って面倒くせぇなぁ……」 亮がため息をつき、高台を見下ろした 「……辞めちゃいなさいよ?」 「それもアリかもな?」 二人で笑いながらはなしていると 背後に人の気配を感じ、振り返った そこには、涙目で立ちすくんでいる憂がいた
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