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こっそり携帯画面を開く
そこには予想通り、憂の事がかかれていた。
【憂の意識が戻ったって!!】
心臓が一瞬ドクン…と音を立てた
何故かはわからない
嬉しい筈なのに、心がざわめいた
別にブラックジャックが不要だったからじゃない
亮はいそいで校舎をあとにした
タクシーに乗り込むが、落ち着かない
妙にそわそわしながら病院に向かう
が、ふと
何かを思いついた。
亮はポケットから携帯を取り出すと、リダイアルで電話をかけた
「…なあに?」
すぐに晶が出た
「あっ!あのさ!!あの……
憂って指輪のサイズいくつ?」
焦って憂が目覚めたことも言わずに亮が言うと
「……はあ?」
事態を把握できない晶が当然の返事をした
「いや……だから…憂に…」
焦れば焦るほど同じ事を言ってしまう。
亮は目覚めた憂に告白するつもりで指輪をプレゼントしようと思いついていたのだが
「は?だから何で今サイズよ?」
意味がわからない亮に晶が少しいらついていた
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