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なんとか晶にサイズを聞き出し
憂に似合いそうな
華奢で綺麗な指輪がいいな
などとニヤケながら店を探した
憂の細くて綺麗な白い指には、きっとなんでも似合ってしまうんだろう…
などと考えながら
表参道の国道沿いで見つけたジュエリーショップに入ると、華奢なピンクゴールドの小さなダイアの指輪を見つけた
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病院に着いたのは夕方だった
廊下をまっすぐ憂の病室目指していちもくさんに歩いた
しかし急に、病室の前で先ほどまで忘れていた緊張がぶりかえしてきた。
ドクン
ドクン…
早まる鼓動は今にも爆発しそうだ。
腹をくくり、病室のドアをあけた
「あら亮ちゃん遅かったわね~」
にやりと嫌味な笑顔で晶が憂のベッド脇で腰かけていた
おま……っ!!
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