3人が本棚に入れています
本棚に追加
最初の依頼をクリアしてから、かなりの時間が経っており、現実での時間ではすでに夜の8時だ。
小休止こそ何回か挟んだが、そろそろ本格的に疲れた。
みんなの動きも鈍り出した頃、
「あの…僕、今日はそろそろ落ちようと思います」
と、マリトが怖ず怖ずといった感じで口にする。
それに俺は現実の首で頷く。
「そうですね。そろそろ解散しましょうか。俺も疲れたし落ちます」
1人2人抜けるより、一度全員で解散した方が良いだろう。
良いタイミングだし。
晩飯のこともある。
今日はここまでだな。
「そっか。じゃあ俺も一旦落ちっかな」
「私もそうするわ。また明日もあるし」
そう、明日もあるし、明後日もある。
まだ当分はクリア出来るわけもないし。
「良かったらまた明日も…僕と一緒に」
「そうだね。折角知り合ったわけだし、明日も一緒にやろうか」
「俺も俺も!」
「私もやります」
明日も全く同じメンバーで、か。
別の人とも組んでみたいけど……
まぁ最初だしな。
最初のコメントを投稿しよう!