REAL

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最初の依頼をクリアしてから、かなりの時間が経っており、現実での時間ではすでに夜の8時だ。 小休止こそ何回か挟んだが、そろそろ本格的に疲れた。 みんなの動きも鈍り出した頃、 「あの…僕、今日はそろそろ落ちようと思います」 と、マリトが怖ず怖ずといった感じで口にする。 それに俺は現実の首で頷く。 「そうですね。そろそろ解散しましょうか。俺も疲れたし落ちます」 1人2人抜けるより、一度全員で解散した方が良いだろう。 良いタイミングだし。 晩飯のこともある。 今日はここまでだな。 「そっか。じゃあ俺も一旦落ちっかな」 「私もそうするわ。また明日もあるし」 そう、明日もあるし、明後日もある。 まだ当分はクリア出来るわけもないし。 「良かったらまた明日も…僕と一緒に」 「そうだね。折角知り合ったわけだし、明日も一緒にやろうか」 「俺も俺も!」 「私もやります」 明日も全く同じメンバーで、か。 別の人とも組んでみたいけど…… まぁ最初だしな。
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