青い炎と赤い炎

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すると、扉がバンッと開いた。 「おい!人間達!オイラが作った料理が食べられないのか!?」 突然入って来たのは、青い炎の塊だった。 それを見た2人は、スノーを見たように目が大きく開いた。 「やめなさいブルーノ、人間は寒い環境で冷たい料理は食べられないのでしょう」 「お兄ちゃん……お腹すいた」 ポツリと言葉をもらすマリーを見て、クリスはある決心をしたように言う。 「仕方がないわ、赤い炎のレティーノを使いましょう」 「女王様~それは……」 「いいのです」 そう言うとクリスはロビン達を連れて部屋を出ていった。 「女王様……」 スノーは悲しそうに呟くと、クリス達の後を追うため部屋を出た。
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