最後の歌

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たくさんの足音が城に響く。 『女王よ!』 「どうしたのです?オオカミ達」 足音の正体はオオカミ達だった。 いつもは冷静といわれるオオカミ達だが、今回は慌てているようだ。 『人が……人間がこの城に向かっています』 「どっ……どうします女王様っ!」 『殺すか?』 「いいえ、殺しません。多分子供達の事でしょう。子供達を帰せば平気だと思います」 そう言うと、クリスはロビン達の所へ向かった。 「ロビン、マリーあなた達の親が迎えに来ていますよ」 「え、お母さんが!!」 マリーは嬉しそうにはしゃいだ。 「さ、行きなさい」 マリーはうん!と頷くと、クリスに礼をいい走って外へ向かった。  
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