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「クリスはとてもいい人よ!」
「そうだよ、父さん!クリスが悪いんじゃない、僕たちがいけないんだ!」
マリーとロビンは一生懸命大人達に言うが、ロビン達の話を聞こうとはしなかった。
「どうしますっ!女王様っ!人間達があそこまで来ていますよ!」
全然帰る雰囲気じゃないじゃないですか!とスノーは慌てながら言う。
外を見ると、何人かが持っている木に火をつけた。
『どうする女王よ!この城に火がついたら……』
クリスはただ外を見ていた。
「女王様っ!!」
スノーは大きな声で言う。
すると、クリスはゆっくりとスノー達を見て言う。
「私は、十分生きてきました」
「女王様っ!?」
「私は、疲れました」
『女王』
「少し、眠りたいのです。だから……あなた達は好きな所へ行きなさい」
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