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女王は白いコートを羽織り、スノーを連れて城の外へ向かった。
「本当に“人間”を助けるんですか?」
「えぇ、勿論です」
「どうなっても知りませんよ」
そう言うスノーは何も喋らなくなった。
「オオカミ!」
女王が呼ぶと、5・6頭女王の周りに真っ白なオオカミが集まった。
『どうかしたのか女王よ』
オオカミの群れのリーダーらしきオオカミが女王に話しかけた。
「人間が倒れていると聞きました。案内をして欲しいんです」
それを聞いてオオカミ達は吠え出した。
『女王よ!“人間”を助けるつもりか!』
リーダーがそう言うと、他のオオカミ達もリーダーに同意した。
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