第2章

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「何あのハイレベルな変態」 「それは俺も知りたい」  やはりあの変態に気がついてしまったか、というかいやでも気がつくよね、今となってはつぶやきからただのでかい独り言レベルにグレードアップしている。 「あんたと非常に似ている」 「遺憾の意」  どう考えても似てない。俺はそんなに変態さを露呈するかのような人じゃない。俺はどちらかというと止まった世界で変態行為に及ぶから被害は全くなくなるわけだ。  あれ?それって一番たちが悪いのかな?  いやいやこれは自分の欲望もかなえつつ、誰も迷惑をかけないという紳士な行動に違いない、そう盲信してやる。 「そんな事はどうでもいいからあの場所まで」 「え?場所知ってるんですか?」  そういえばあれって住所とか書いてあったっけ。俺なんもそういうところ見ていなかったんだけどさ、さすが榛名そう言った細かいところまで注意深く見ているなんてさすがです。
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