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「ちょ……木崎さ……?」
「彼氏か?」
「……えっと……
………も………元カレ……デ…ス……」
「なら、話し合いは不要だな?」
頷くラマを確認
怒りに爆発しそうな自分を必死に抑える
「………木崎さん?」
抱き締めたまま
ラマを乗り越え、両膝を折らせ………
バンッ……
助手席のドアを閉める
男が階段を降りてくる姿が見えた
助手席の窓を開けると、冷たい雪が降り込んでくる
ギュッ……ギュッ……
階段の、雪を踏みしめる音を背中で聞いたラマが
……小さく震えながら、俺のジャケットを掴む
「……何かありましたか?
あっ……どーも初めまして、いつもコイツがお世話になっ…………?!」
俺達の体勢を見て固まる
振り返ろうとしたラマの頭をガッチリ押さえ、胸に押し付ける
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