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「「お先でーす」」
夕方になると
次々と帰っていくが………
ひたすらカタログとにらめっこのラマは仕事に没頭
「ラマ………?」
「あ………なら、こっちの部屋より
701が豪華なんですか……はい……はい……わかりました……ありがとうございました……白のイメージですね?」
電話を切ったあと……
ブツブツ……
『白』かぁ~……と呟く
「ラマ!!」
「……………?!」
慌てて立ち上がるラマ
フツーに呼び掛けてるんだが、なぜビビられるんだ?
「は……はいっ?
………なんでしょうか?」
「そろそろ終わりにしないか?」
………と、言うと
不思議そうに、辺りを見回して
フロアに誰も居ないことをやっと知ったらしい
「で……ですね……」
「メシ……行くか?」
「………いえ、大丈夫です」
そっか……
女性向けの店ではないしな……
下まで一緒に降りて
「お疲れさまでしたー」
「おぅ!」
ラマは横断歩道を渡り向こう側へ……
俺は定食屋に向かって右に曲がる……
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