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12月3日*PM 10:00
何てことはない
一人だと、すんなりと事が運んでいく
明日の用意も洗濯物もお弁当の準備も完了
携帯の画面は22:00
明日の起床は6:00かな?
木崎さんは野生のターザンだから
太陽が沈めば寝ちゃうのかな?
……とか
クスリ……と、こみあげる
ベッドに転がり、携帯のアラームをセットしていたら……
ピンポ~ン……
壁の薄いアパート
……………誰?!
一瞬、木崎さんかも……?
なんて、思ってしまったけど
絶対違う
やだ……
まさか、今夜も来たの?
『大蔵さーーん?いらっしゃいませんか?
小金井警察ですがー……』
コンコンコン……ノックをする
警察ぅ~~?
慌てて起き上がり、玄関に行こうとして………耳を澄ます
ボソボソと会話する声
『居ないみたいですね』
『もしかして、中で死んでたりしませんか?』
『婚約者さんの部屋の合鍵とかお持ちじゃないんですよね?
連絡が取れなくなって……えーと…』
『3日です!』
……………?!
アイツの声………
平気で嘘を警察に言う声に………
…………背筋が凍る
3日?
はぃ?
昨日会ったじゃん
警察まで使って、部屋に侵入しようとする根性
「…………………。」
ただの嫌悪感
……………どうしよう
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