最上 啓祐 その1

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 僕たちが目隠しされた直後、何発も銃声と悲鳴が聞こえた。それで僕たちはおとなしくなったのだけれど、きっとあれは先生たちを殺したに違いない。  そうして目隠しを外した僕たちを迎えたのは、黒尽くめの男たち。  その男たちのひとりが、僕たちの戸惑いを無視して、先程の言葉を紡いだのだった。
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