42人が本棚に入れています
本棚に追加
電車の中で、いつも見れることのない景色を見る。 いつも、弟と一緒に行くせいで俺は遅刻寸前の状態になる為、『早く電車着け!』という事しか考えていない。 だから、呑気に景色なんて見てる暇なんてない。 「たまにはいいな~..」 背伸びをしながら、言葉をもらした。 別に俺は決して頭なんて良くないし、優等生なわけでもない。 ただ、早く行ってサッカーやバスケをやりたいだけ。 だから、正直弟と一緒に行くと出来ないのが、ずっと嫌だったかな。 「あれ、もう着いたのかよ」 いつもなら遅く感じる道のりも今日は、あっという間だった。
最初のコメントを投稿しよう!