3.素直

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そしてまた朝はやってくる。                                  やっぱり流れる時間に俺はついていけない。                                        あの時から俺の時間は止まっている。                         だからなのかもしれない。                ―変にあの子を意識するのは。                              俺に対して優しくすることにどこか耐えきれない。                               「おはよう。大ちゃん」              後ろから話しかけてきたのは、またしても眩しすぎるほどの笑顔。                        「おはよう..」                               「おはよう!大貴」               なぜか俺はドキリとした。                              だってゆうりの顔が笑っているのは間違いないが、どこか笑ってないような顔をしている。                                  なんだか嫌な予感がした。
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