3.素直

13/19
前へ
/96ページ
次へ
「んー...」                                      「これから授業あるってのに..眠くなっちゃったかな..」                                          泣き疲れてしまったせいか、ゆうりの方に頭を置き寝てしまった。                         「..大貴、僕は決してキミのことが嫌いなわけじゃない」                                   「じゃあ..何なんだよ」                           「...好きになるなら..全てをわかっていてほしいだけなんだ」                     「は..?どういう意味だよ」                             「それは、自分で見つけてよ」                              優しく涼介の体をたたきながら、俺に冷たく言い放った。                                    「..こういうことも、たまにあるから..」                                 「..ああ..」             さっきとは違う..優しい顔になっていた。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加