3.素直

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バスの中に乗り込むと、一番後ろの席に座った。                          「へー、一番後ろも中々いいね~」                                       足をバタバタさせながら、子供のようにはしゃいだ。                          「..初めてだな~」                   「何が?」                               足を落ち着かせ、口を開いた。                         「ゆうりじゃない人と、こうして乗ったの。..別に初めてじゃないけど..さ」                       「そう..なんだ。..ゆうりのこと嫌なの?」                          首を横に振った。                        「守ってくれるから..好きだよ..でも」                   「でも?」                                            「大ちゃんも..好き。..なーんちゃって..へへ」                               一瞬ガチでときめいてしまったじゃないか。                        魔性じゃん...。
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