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バスの中に乗り込むと、一番後ろの席に座った。 「へー、一番後ろも中々いいね~」 足をバタバタさせながら、子供のようにはしゃいだ。 「..初めてだな~」 「何が?」 足を落ち着かせ、口を開いた。 「ゆうりじゃない人と、こうして乗ったの。..別に初めてじゃないけど..さ」 「そう..なんだ。..ゆうりのこと嫌なの?」 首を横に振った。 「守ってくれるから..好きだよ..でも」 「でも?」 「大ちゃんも..好き。..なーんちゃって..へへ」 一瞬ガチでときめいてしまったじゃないか。 魔性じゃん...。
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