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「美羽？」
「あ…結婚相手だよね。連れて行けない」
私は正直に言う事にした。
母親には絶対に嘘はバレてしまうし、バレた時に何を言われるか怖かったからだ。
「連れて行けない？」
「うん。別れた」
「ふーん」
ふーんと言うと、しばらく沈黙が続いた。
母親は何を考えているのだろう？
私はその沈黙が怖くて早く終わって欲しいと思った。
「じゃあ次の週末、予定入れないでね」
沈黙は母親との約束で終わった。
週末、私は結婚相手と会う事になる。
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