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「せんぱーい。私わかっちゃったんです」
ちょうど仕事が一段落して、軽く腕を伸ばしていると華ちゃんがヒソヒソと声をかけてきた。
その顔はスクープと言わんばかりに得意げな顔をしている。
でも…こういう時の華ちゃん情報って結構外れていると言うか。
だから華ちゃんには悪いけどあまり期待しないようにしている。
「何が?」
「北川さんの新しい彼女ですよ」
「え…?」
華ちゃんの言う北川さんって名前に動揺をしてしまった。
だって北川さんって智の事だから。
元彼の智だよね?
「先輩の元彼ですよ」
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