決断

2/33

978人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「せんぱーい。私わかっちゃったんです」 ちょうど仕事が一段落して、軽く腕を伸ばしていると華ちゃんがヒソヒソと声をかけてきた。 その顔はスクープと言わんばかりに得意げな顔をしている。 でも…こういう時の華ちゃん情報って結構外れていると言うか。 だから華ちゃんには悪いけどあまり期待しないようにしている。 「何が?」 「北川さんの新しい彼女ですよ」 「え…?」 華ちゃんの言う北川さんって名前に動揺をしてしまった。 だって北川さんって智の事だから。 元彼の智だよね? 「先輩の元彼ですよ」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

978人が本棚に入れています
本棚に追加