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月曜日は案の定、華ちゃんの質問攻めにあった。
華ちゃんからの興奮気味の質問が次から次へと来て私は答えるだけで精一杯だった。
ある程度覚悟は出来ていたんだけど…こんなにすごいとは。
隠し事はしないようにきちんと答えたけど、正直うんざりしていた。
「イケメンダーリンとはどこで知り合ったんですか?」
「幼馴染なんだよね。だから気がついたら一緒にいたと言うか…」
「って事はお付き合い長い…?あ…北川さんと付き合っていましたよね?もしかして二股?」
「そんなわけないでしょ?智と別れてから結婚の話が出たの」
「それまで連絡は?」
「全然取ってない」
「なーんか先輩の話すごく不思議です。普通じゃありえない」
「ありえないかもね」
「じゃあ二人は太い赤い糸で結ばれていたんですね」
「太い赤い糸?何それ」
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