BBQは危険なお誘い

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だから私は誤魔化すように言った。 「私?そうだなぁ…性格は明るくて優しい人で、顔は好きになった人がタイプかな」 自分で言いながら、いい答えだと思った。 智の事だってそれ程のイケメンではなかったけど付き合っている間はその顔が好きだったし。 うん。これはある意味間違ってない。 「何それ?」 コウは意味がわからないと言わんばかりの顔をした。 「だからその時によって違うの」 「ふーん。で、今は?」 コウはそう言うと急に立ち止まって私を見た。 私は急に止まるから驚きコウを見る。 「何?」 「好きな奴は?」 コウは私の瞳を捉えるように見つめながら言った。
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