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「せんぱーい。具合良くなったみたいですね」
翌日、具合も良くなり私は会社に出社した。
会社では華ちゃんが嬉しそうに私を出迎えてくれる。
「うん。おかげさまで」
「やっぱり先輩がいないと寂しいですぅ。来てくれてよかった」
「華ちゃんだけだよ。そう言ってくれるのは」
「そんなことないですよぉ。ねっ早坂さん」
と言うと華ちゃんは早坂さんを見た。
「昨日は静かだったよ。華ちゃんの話相手がいなかったから」
早坂さんは仕事をしていたが、華ちゃんの言葉に手を止めて私達を見る。
その顔はいつも思うのだが本当に爽やかで、清潔感がある。
「またぁ。早坂さん、先輩がいなくて寂しそうでしたよ」
「あはは。そうだった」
「そうですよ」
華ちゃんと早坂さんは楽しそうに話している。
私はそんな二人を見ながらいい同僚に恵まれているなって思った。
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