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「でも先輩が休むなんて珍しいですね」
「そう？」
「イケメンダーリンと週末遊び過ぎたんじゃないですかぁ？」
「あっ…」
私は華ちゃんの言葉に絶句してしまった。
週末…遊び過ぎたわけではないけど、色々あった。
コウとデートだったのに、偶然元カノに会って。
あまりにも素敵な人だったから、お似合いだったからって意固地になって。
勝手にコウから離れて一人になって。
雨に濡れて具合を悪くしたのも私が悪いのに…。
それでもコウは優しかった。
具合の悪い私の側にいてくれた。
「やっぱり。いいですねラブラブで」
華ちゃんはそんな私の事など気付きもしないでニヤニヤしながら言う。
「でも元気になって良かったよ」
早坂さんは優しく微笑みながら言った。
その微笑みは私の心の中が全てお見通しのように見えて、私は早坂さんをまともに見る事が出来なかった。
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