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「はぁ。何やっているんだろう」
私はコウが部屋からいなくなると天井を見ながら言った。
あんなに泣いたのに。
それでもコウへの思いを断ち切れなくて、どう接すればいいのか不安だったのに。
熱出して目の前で倒れるかなぁ。
なんか…情けない。
「なんだかなぁ」
でもそのおかげでコウと話す事が出来た。
顔を見る事も出来た。
不安になる事なんかなかった。
理由はどうであれコウと接する事が出来て良かった。
コウが仕事から帰ったらお礼しないと。
って仕事!会社!
「あ…会社に電話しないと」
私は携帯電話を手にすると会社へと電話をした。
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