『視線』

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やべえ、さっきまでいっそ監禁してよくね?とか思ってたが、今じゃ違った意味で興奮すんだけど。ああ、やっぱお前は最高だよ。可愛い俺のオトモダチ。もっと俺を愉しませろよ 「なあ、何でだよ?」 ちょっと強めに額と額をぶつけるみたいにじゃれる。微かな汗の匂いに混じるこれはコイツが恥ずかしいと出ちゃうフェロモンみてえなやつ。ああクソッ、早く言え 言ったら抱き抱えて連れて帰ってやるよ 「お前の………似合、…と思って」 「…あ?」 ああでも家までもたねえかも 「っ、お、お前の方がカッコイイって思ってたんだよ!!眼鏡だってお前の方が似合うし!…とか、うっ…ぎゃー、クソサル何すんだよ!おっろせ…っ」 「…うるせえ、マジで黙ってろ」 今度はよそ見なんか出来ねえようにしてやるよ お前の目が俺だけを写すなら くそみてぇな世界は今日もジグザグに動き出す .
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