1078人が本棚に入れています
本棚に追加
リビングに着くとミウをソファーに座らせた。
そしてゆっくりと顔を近づける。
ミウは恥ずかしいのか目を逸らそうとした。
でもそんなの許さない。
俺は捉えるように真っすぐにミウを見つめた。
ミウの目が潤んでいく。
きっと俺の視線に耐えられないのだろう。
それでも俺はミウを見つめた。
絶えられなくて目を潤ませるミウが堪らない。
もっと色んなミウが見たい。知りたい。
「俺の知らないミウの声もっと聞かせて」
俺はミウの額に自分の額を合わせると囁くように言った。
「…」
ミウは目を潤ませたまま何も言わない。
ただ恥ずかしそうに俺を見ている。
でも俺はそれがオッケーサインだと思った。
嫌だったら首を横に振るから。
…ミウ。
俺は耳たぶに「チュッ」と軽くキスをすると首筋に唇を落とした。
そして唇を擦りつけるとゆっくりと舌を這わせる。
「あ…」
ミウはそんな俺の動きに敏感に反応した。
色っぽく喘いだと思ったら体をビクッとさせる。
その顔はさっきまでの恥ずかしさはなくなり、艶のある顔になっている。
そんなミウの表情が、声が。
俺をおかしくする。
最初のコメントを投稿しよう!