つかの間の休息

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ミウ達がいなくなるとリビングに男3人が取り残された。 さっきまで大泣きしていた赤ちゃんがいなくなると一気に静かになる。 すると高科はコーヒーを飲みながら言った。 当然会話の内容は子供だ。 「子供がいると大変ですね」 「まっ実際に大変なのは奥さんだけどね。でもかわいいよ」 「そんなに可愛いのならもう一人くらい」 「当たり前だろ。そりゃあもう一人欲しいよ。だから毎晩がんばっているんだよ」 「言いますね。小林先輩の所は?」 「えっ?」 俺は突然話をふられて驚いた。 高科はそんな俺を不思議そうに見ている。 「だから子供ですよ」 「そのうち」 「そのうちってさぁ。おまえ新婚なのにベッド別なの?」 田中は俺の返事を聞くと不思議そうな顔をしながら言った。 たぶんさっきのミウの言葉を覚えていたんだろう。 私の部屋のベッドを使ってくださいって。 確かに新婚なのに部屋が別って違和感あるかもな。 だから子供なんかできるわけないと言いたいのだろう。 でもそれは結婚当初の事だ。 今は俺の部屋で一緒に寝ている。 だから子供だって心配するような事もない。 けど…おまえに言われる筋合いはない。 「うるさい」 俺は吐き捨てるように言った。
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