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「誰かを好きになったら、私の事は忘れていいよ。
だから、今度はその人を世界で一番幸せにしてあげてね。
___アリスの事、お願い。
___そして最後に、御免なさい...」
俺は、彼女の手を握って小さく頷いた。
安心したように微笑を浮かべた彼女は、ゆっくりと瞳を閉じた。
アリスの事は俺がしっかり育てていく。
けれど、もう恋はできないと思った
彼女の事は絶対に忘れられないし、彼女が世界で一番の女性だったから。
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