甘い時間。

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……って。 そんなこと、あたしに出来るのか? でもヤマ兄の為なら一肌脱げるかもしれない。 って、協力するわけじゃないけど。 いや。どうなんだろう。 悶々していると、机の横にルリカが立っていた。 「アサカ、ちょっと訊きたいんだけどさ」 「なに?」 そう言えば、ヤマ兄とルリカってそんなことしてたのかな。 どうだったの?なんて訊けるはずないし、やっぱり知りたくない。 なんか想像すると泣けてきた。 昔のことなのに、あたしをチクチク刺してくる。
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