甘い時間。

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「アサカ、大丈夫?」 「あっ。ごめん。なに?」 トリップしてた。危ない。 「キョウくんのことなんだけど。最近、なんか変わったことない?」 「キョウ?……ううん。普通だよ。今朝もカリカリベーコン食べて笑ってたし」 「そっか」 「なんかあったの?」 「んー。コウメがね。キョウくん最近元気ないっていうか。ちょっと様子がおかしいからって心配してたからさ。気になっちゃって」 「コウメちゃんの前だと元気ないんだ」 「素っ気ないみたいだよ。……まあ、なんかあったら教えてね。あの子、放っておけなくて心配だからさ」 「うん。分かった」 そう言って頷くと、ルリカは自分の席に戻って行った。
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