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『………抱いていい?』
その言葉は甘くて。
コウが愛しくて胸がしめつけられる。
…コウ。
…私も抱かれたい。
私はコウの言葉にただ頷くしかできなかった。
するとコウは何も言わずに私の手を握るとリビングから連れ出した。
そして辿り着いた所。
それはコウの部屋だった。
コウは部屋に入っても明りをつけずにそのまま進んでいく。
きっと毎日の生活で部屋の配置を覚えているのだろう。
私はコウについて歩いていくと何かにぶつかる感触がした。
するとコウは立ち止ると私をゆっくりと座らせる。
あ…ベットだ。
コウは私をベットに座らせると額や頬に何度も優しくキスをした。
まるで唇を探すかのように。
そして唇に触れたかと思うと激しいキスを繰り返す。
「んっ…」
そのキスは私の身体の芯を熱くさせる。
するとコウは私に覆い被さったと思うとゆっくりとベットに押し倒してきた。
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