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コウの素肌が私に触れる。
その身体は熱をもっているように熱くて。
まるで二人が一つの身体になるように私の身体を溶かしていく。
私は力の入らない腕で精一杯コウを抱きしめると、コウも同じように応えてくれる。
そして何度も唇に優しくキスをしてくれる。
そのキスで私の心はとろとろに蕩けていく。
理性もふわふわ飛んで行って冷静に考える事が出来ない。
ただあなたを想うだけ。
「ミウ…」
「コウ…」
私の名前を囁くように呼んでも、あなたの名前を返すしかできない。
だってあなたの囁く声や吐息が私を高揚させるから。
あなたのキスは私の身体をおかしくする。
あなたの声は私の心をおかしくする。
まるで私じゃないみたいに。
獣のように。
私を溺れさせる。
「ああ…」
私は息を弾ませながらベットの上で満たされきっていた。
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