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朝日が私を呼び起こす。
ゆらりゆらりと朦朧としている意識を覚まそうとしている。
…まだ起きたくない。
だってこんなに素敵な夢…ずっと見ていたい。
でも私の願望とは逆に身体は起きようとしている。
「…やっぱり夢だったんだ」
私は眠い目を擦りながら呟いた。
目が覚める事ここは布団の中で、やっぱり夢だったと思い知らされる。
…はぁ。そうだよね。
そうだよ。あんな幸せのフルコース夢でしかない。
でもこんな夢を見るなんて、私…欲求不満なのかなぁ。
…まっいいや。もう少し寝よう。
私は目を閉じるとごろんと寝がえりを打った。
すると手に何かにぶつかった感触があり、ビックリしてパッと目が開く。
な、何?
…?
ん?肌?
肌?
それも…男の……胸?
…!!
ええっ!!
目の前にあるものが男の胸だとわかると私の頭はフリーズした。
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