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「へぇー。ダーリン忙しいんですね」
華ちゃんは食後のコーヒーを飲みながら言った。
お昼休みはいつもの洋食屋で昼食を食べる事にした。
ここでは食後にコーヒーを出してくれるのでゆっくりと過ごす事が出来る。
この店は昼食時はいつもは混んでいるが、今日は並ばずにすんなりと入る事が出来た。
美味しいランチにコーヒーを堪能しながらの華ちゃんとの会話はもちろん彼氏ネタだ。
華ちゃんの話から彼氏とはラブラブな状態が続いているらしい。
それはいつも聞いているから半分飽きているが、でも嬉しそうに話す華ちゃんを見ていると聞いてあげなきゃと思ってしまう。
華ちゃんは一通り自分の話をすると私の話を聞きたがる。
だから私はコウの仕事の話しをした。
年明けからコウは本当に忙しいみたいで、会う時間が少なくなった。
私が寝た後にコウが帰って来て。
コウが寝ているうちに私が会社へと出掛ける。
終電に間に合わずにそのまま会社に泊まる時もある。
そんな生活がここ数日続いている。
今までは遅く帰って来ても次の日の朝食で顔を合わしていたけど、そんな余裕もないみたいだ。
それはコウが宣言してたからわかっていたけど、実際は少し寂しい。
でもそれをコウに言うつもりはない。
だってコウが一番疲れているから。
それに全く会わない訳でもない。
朝起きた時に隣で寝ている時もあるし、よっぽど疲れているのかソファでスーツ姿のまま寝てる時もある。
寝顔だけどコウの顔を見るとそれだけで嬉しかった。
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