1%の可能性-3

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「華ちゃん?」 「うん。バッチリだって」 「そっか。良かったな」 「うん」 「なぁミウ、さっき思ったんだけど」 「ん?」 「携帯のストラップ。おまえこういうの、本当に好きだよな」 そう言うと俺はミウの携帯ストラップを指でピンっと弾いた。 弾いた事で三連の星が大きく揺れる。 揺れる事で星の形にデコレーションされたスワロフスキーが部屋の光に反射してキラキラと綺麗に輝く。 ミウは嬉しかったのかニコっとすると、ストラップをくるくると揺らしながら言った。 「エヘヘわかる?いいでしょう。実は早坂さんにもらったんだ」 その顔は綺麗だなぁとストライプを見ながら幸せそうにうっとりしている。 まるで宝物のように。 でもそんなミウとは逆に俺の心はズシンと重くなっていく。 俺は一瞬、聞き間違えたかと思った。 貰った? これって自分で買ったんじゃないのか? それに今言った名前って…。 「早坂?」 その瞬間、俺の顔がみるみると変わっていくのを自分で感じていた。
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