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ビリー「よし、シファにはよくわからないかもしれないがアスモ、お前はもう17だ。いずれは教えようと思っていた。」
固唾を呑み込む。
ビリー「まず何から話したらいいかわからないが、その昔、この世界は二つに分かれ対立していた。一方は我々地上に住む人類だ。そしてもう一方は異世界ゾーマから現れた魔族だ。信じられないかもしれない。だが今みたいに黙って聞いてくれ。」
黙ろうと思って黙っているのではない。
喋り始める言葉が見付からないのだ。
ビリー「互いの者たちはどちらかが滅ぶまで戦い続けた。幾千、幾億の血が世界を染めたんだ。そして、魔族は人類に攻め続けられついには残り百体となった。人類はそのとき五千人ほど生き残っていた。わかるね、状況はこちらが有利だったんだ。」
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