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?「ビリーおじさん、いくらあんたでも時間を気にして…」
明らかに携帯の外の様子が変だった。
叫び声や爆発音が後を絶たないのである。
ビリー「おい、アスモか!?良かった無事だな、」
?「無事?おじさんこれなんの音だよ?」
ビリー「そんなことよりお父さんを出してくれ!」
?「親父?だったら親父の携帯に掛けりゃいいじゃ」
プーップーッ
まだ青年が話している途中で電話は無理にも切られてしまった。
様子が変だというのは理解できる。
そろそろ明かそう
この青年はアスモ・フェダー。
この街、ザファリに暮らすごく普通な十八歳だ。
これからは青年ではなくアスモと表示していこう。
訳が分からないのでもう一度電話をかけ直そうと思ったときだった。
急にテレビがパチンとチャンネルを変えたのである。
テレビ「番組の途中ですが、緊急臨時ニュースです!巨大繁華街ザファリに謎の生物たちが侵入し、住民を次々と襲っています!」
!!
テレビに映し出されていたのは、目の前で燃える繁華街ザファリの姿だった。
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