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アスモはシファが無事なのを確認して外を見ると、目の前に羽のはえた灰色の怪物が立っているのが見えた。
ベイザム「くっ、この下級…ぐあっ」
どうやら今の反動で腕を大きく捻ってしまった様子でポーチを開けることが出来ない。
目の前の怪物はこちらに向かって何か魔法のような球体を放とうとしている。
再びシファを力強く抱き締める。
そして覚悟を決める間もない時であった。
バァァン!!
一発の銃声で怪物は頭を爆発させその場に倒れた。
横から一人の男がショットガンを担ぎながらこちらに手を振っていた。
アスモ「ビリーおじさんじゃねえか!」
そう、この男こそが最初にアスモに電話を掛けてきたベイザムの弟、ビリーである。
ビリーの元にベイザムは車から駆け寄ると、直ぐ様車に戻ってきた。
そしてビリーが運転席に乗り、怪我をしているベイザムは助手席に乗った。
ビリー「やあ、アスモもシファもいるみたいだね」
アスモ・シファ「ビリーおじさん!」
するとまた車を走らせた。
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