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「ん?」
「私の事好き?」
「は?」
コウは驚いた声を出した。
そりゃそうだ。
だって私達はそんな甘い会話をするように感じではないから。
だから朝から「私の事好き?」って聞かれて驚かない訳がない。
でも私はどうしてもコウが私をどう思っているのかを聞きたかった。
「なんとなく聞きたくなって。聞いちゃダメ?」
「そんな事ない。…好きだよ」
コウは照れながら答えてくれた。
好きだと言ってくれた事が嬉しくて。
そんなコウが可愛くて追い打ちをかけたくなる。
「何番目に?」
「一番だよ。一番好きだ」
コウの囁くような声が心に染みてくる。
…一番好き。
今の私には十分過ぎる言葉だった。
コウ…嬉しいよ。
それがたとえ嘘でも嬉しいよ。
あまりにも嬉しくて涙がほろりと落ちた。
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