慣れって怖いよね

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ここは私立薄桜学園高等部 学業、スポーツ共に優秀な卒業生を多数輩出してきた伝統ある学校です そしてその中でも特に優秀な生徒しかなれない生徒会執行部会長である土方歳三さんは……… 土「そぉぉじぃぃぃぃぃ!!!!てめえぇぇぇ!!」 今日も元気に怒号を響かせてます… 薫「懲りないヤツ」 千「あ、あはは…」 彼は私の双子の兄で私と同じ副会長の薫です あ、申し遅れました私、薄桜学園高等部生徒会執行部副会長の雪村千鶴です えっ?漢字が多くて読みにくい?仕方ありません、そういう正式名称の役職なんです 沖「居眠り何かしてる土方さんが悪いんですよ」 沖田さんが笑顔で生徒会室の前を走り抜けていきました えっと、因みに沖田さんは生徒会の会計でもあります 平「総司のヤツ今度は何やらかしたんだ?」 私の隣で整美委員長の仕事を紙に埋もれながら片付けていた平助くんが頭をあげてぼやき遠い目をしています 土「だからって人の顔に油性ペンで落書きするヤツがあるかあぁぁぁぁ!!」 沖田さん…そんなことしたんだ… 土「つーかてめえ仕事しやがれ!!」 沖「いいんですよ♪李緒と一くんがやってくれるから」 沖田さん…仕事シテクダサイ ガタン 沖田さんがまた笑顔でそんなことをいいながら部屋の前を走り抜けて行くと今度は私の斜め前の机で黙々と作業を続けていた沖田さんと同じ会計の李緒ちゃんがり立ち上がりました 千「り、李緒ちゃん…?」 李「……殺ス」 千「えっ…」 李「斎藤先輩…ちょっと抜けていいですか」 斎「許す、ついでに俺の分も頼む」 李「了解」 千「えっ…あの…」 ダダダッバタン 李緒ちゃんが書記の斎藤さんに許可をとって神的速度で生徒会室をあとにしました 廉「あはは!李緒がキレたww」 生徒会室の奥の方で千ちゃんと一緒にお茶とお菓子を嗜んでいた廉ちゃんが笑い声をあげました 言っておきますが千ちゃんは文化委員長で廉ちゃんは斎藤さんと一緒の書記です…… 斎「廉、アンタも仕事をしろ」 廉「えっ………sorry I can't」 斎「仕事しろ」 廉「斎藤さん…殺気出てるッス」 鈴「斎藤さんもいかが?」 千ちゃん半分キレてる斎藤さんにお茶を差し出すなんて勇者… 斎「………………一つ頼む…」 あ、いるんだ… 廉「斎藤さん俺と態度違う!!」 斎「また…一人称に俺を使うな、アンタは女だろう!!」
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