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「何度かスカートがめくれて下着が見えそうになったけど大丈夫」
無邪気に笑い、エリアは袋をツエーテンの元へ持って行った。
エリアはツエーテンの師匠の娘だ。
今は交際していて、結婚の約束もしている。
「エリア、もう少しおしとやかになってくれないかな?」
ツエーテンの言葉に彼女は首を傾げた。
「ん?私ってそんなにやんちゃかな?」
「いや・・・、下着とかさらりと言うから・・・」
「言うから?」
大きな瞳がツエーテンを見つめる。
ツエーテンの心臓がバクバク鳴り、今にも張り裂けそうだ。
「いや、なんでもない!」
エリアは全て気づいていた。
ツエーテンは純粋すぎる。
エリアはわざと恥ずかしがるような単語を言っておちょくっているのだ。
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