ライバルは志筑遙

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卓『へぇ、初耳。』 空『別に言いふらす事でもないだろ。』 卓『まあ、それもそうだね。』 クスッと 小さく笑って ひっくり返っている 岳と港に スポーツ飲料を渡す卓弥。 岳『なぁ、空宙のライバルってどんなヤツ?』 空『ライバルじゃない。』 岳『でも、今、互角の相手だって言ってたじゃん。』 あぁ。 確かに 間違いなく言ったよ。 だけど 空『俺は、あんな生意気なヤツをライバルとは認めてねぇ。』 岳『…あ、そうですか。』 港『で、空宙と互角の相手といったいどこで出会ったんだ?』 空『アイツと出会ったのは…』 * ダンダンダン。 ドリブルをして ボールをゴールめがけて投げる。 空『…うしっ。』 夕方の 誰もいない 公園のバスケコートで 今日も連続 30回シュートを決めれた。 ダンダンダン。 隣のコートから ドリブルをする音が聞こえてきた。 空『…へぇ。俺以外にも、ここで練習してるヤツいるんだ。』 そんな事を 考えながら何の気なしに 隣のコートで ドリブルをする男を見ていた。 .
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