129人が本棚に入れています
本棚に追加
卓『へぇ、初耳。』
空『別に言いふらす事でもないだろ。』
卓『まあ、それもそうだね。』
クスッと
小さく笑って
ひっくり返っている
岳と港に
スポーツ飲料を渡す卓弥。
岳『なぁ、空宙のライバルってどんなヤツ?』
空『ライバルじゃない。』
岳『でも、今、互角の相手だって言ってたじゃん。』
あぁ。
確かに
間違いなく言ったよ。
だけど
空『俺は、あんな生意気なヤツをライバルとは認めてねぇ。』
岳『…あ、そうですか。』
港『で、空宙と互角の相手といったいどこで出会ったんだ?』
空『アイツと出会ったのは…』
*
ダンダンダン。
ドリブルをして
ボールをゴールめがけて投げる。
空『…うしっ。』
夕方の
誰もいない
公園のバスケコートで
今日も連続
30回シュートを決めれた。
ダンダンダン。
隣のコートから
ドリブルをする音が聞こえてきた。
空『…へぇ。俺以外にも、ここで練習してるヤツいるんだ。』
そんな事を
考えながら何の気なしに
隣のコートで
ドリブルをする男を見ていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!