ライバルは志筑遙

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すとん、と 男の手から離れた ボールはゴールへと入った。 ムダのない動きに 見事なまでの完璧なフォーム。 空『…ふぅん。』 アイツ なかなかやるじゃん。 隣の コートへと向かう。 すると 俺に 気づいたのか 鋭い眼光で俺を睨む。 しばらくの間 俺達は お互いを睨みあっていた。 『…何か用?』 空『なあ、俺と勝負しないか?』 『…面倒だからヤダ。』 俺と1度も目も あわす事なく即答で答え ドリブルをしながら 俺の横を通りすぎていく男。 空『…負けるのが怖いのか?』 そう言えば 男はピタリと 足をとめ振り返り俺を見た。 『…俺が、お前なんかに負けるわけないだろ。…いいよ、勝負して、お前のその俺様な態度を改めさせてやるよ。』 空『ふっ。望むとこだ』 .
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