ライバルは志筑遙

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ーーー ーーーーーーーー 港『で?』 空『ん?』 港『ん?じゃないでしょ。その、ライバルとどうなったんだ?今も会って勝負してんの?』 なぜか 瞳を輝かせ 前のめりで聞いてくる港。 空『さぁね。』 岳『おいおい、勿体ぶんなよ。』 空『アイツ、いきなりバスケコートに来なくなったんだよ。』 ある日を境に アイツは ぱったりと来なくなった。 結局 勝ち負けも ハッキリしてないまま。 アイツは 忽然と姿を消した。 港『今頃、必死に特訓してるのかもよ。空宙に勝つために。』 岳『あー、なるほどね。』 卓『もしかしたら、次に会った時は互角じゃなくなってるかもね。』 空『それはない。』 俺だって 志筑遙との 勝負のために日々練習している。 次に アイツに会った時は 互角ではなく アイツの上にいるために。 港『じゃあじゃあ、俺が空宙のライバルになってあげ』 空『さ、練習に戻ろうぜ』 岳『だな。』 卓『そうだね。』 俺達は港を 無視して練習に戻った。 志筑遙。 俺は お前の事を名前しか知らない。 もう一度 お前と勝負したい。 あの頃とは違う プレーをお前に見せつけてやりたい。 .
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