私は普通の人間だ!

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「はい!この後はお父様に謁見してもらった後、覚醒の泉に入って勇者様方の力を解放して頂きます。 では、私についてきてください。」 ………王女はビッチじゃないんだな? 常識的すぎて逆にビックリだ。 しかし……なんで第二王女なんだ? 第一王女は何処にいったんだ? 行くときにでも聞いておくか…… テクテク テクテク 「なあ、王女さん」 「どうしましたか?カミモリ様」 「第一王女はどうしたのだ? 普通、第二王女では無く、第一王女が居るものだと思うのだが」 まさかの旅に出ているとかか? 「お姉様ですか?それなら部屋にいますよ。 お姉様は…………魔盲なんですよ。 勇者様を呼ぶには魔法陣に魔力を注がなくてはならないですから…私が立ち合う事になりました。 もしもの時の為にお姉様には部屋に居てもらう事になりました」 この国は魔盲の差別は無いのか? というより………上は禁じているってところか? ふむ……魔盲……後で調べてみるか。 「おい……」
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