壱騙し 始まり

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僕の名前は、神埼真正(カンザキシンセイ) 背丈は165くらいで髪の色は真っ黒で艶が出ている 顔立ちも幼いほうかなぁ~ *(うっせぇ~ぞ小僧早く俺と契約しろ) そう言って目の前の賽銭箱を破壊したそれは言う 僕の家は代々闇の家業などを潰してお金を稼いできた いわば裏の正義 警察や法律がさばけない大金の絡んだ事件を担当することで生計をたてている そしてその家業にもっとも必要なのがこいつ *(なに見てんだ.まじ気味が悪いガキだなお前) 詐欺.窃盗を司る悪神、人につかないと力がなくなるとかならないとからしいのを利用して神埼家は一族契約した。見た目はマッチョな狐そのものだが......天竺狐(テンジクネズミ) 悪をたつには悪しかないと思ったのだろう僕のご先祖様は代々こいつの力を使って悪を砕いてきた 同じ悪で 天竺狐(聞いてんのか小僧?マフィアから薬でも盗んで押し付けて逃げてやろーかあ゛あ゛~ぁん) 神埼真正(僕がいないとそれもできないだろう?) 小さい頃に父様が喋っていた時と同じ下品な口調だ 天竺狐(あ゛゛あ゛グギャーオーン) うるさい機械音のような独特な鳴き声を響かせる 神埼真正(うるさい!...) 一瞬の沈黙のあとこう続けた 神埼真正(契約しよう、その代わり一つ条件がある) 父を騙した犯人を見つけてほしい
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